キュッとバルーン

ハイフロートの使い方

 

ウルトラハイフロートをツイストバルーンの風船に入れて作ると
空気が逃げないように内部をコーティングし、すごく長持ちすることがわかりました。
ハイフロートで超長持ち?
しかしハイフロートの効果が発揮されるのは、
風船の内部に満遍なくハイフロートが行き渡ったときだけです。
普通の丸いゴム風船なら、シャンプーに使われるようなポンプで
ハイフロートを風船の中に入れて揉んでやれば満遍なくなじみますが、
これをツイストバルーンの風船でやろうとするとなると勝手が違います。
片側がふさがった細いストローの中に水を入れるようなものです。
中の空気が邪魔してハイフロートが入らないのです。
無理やりポンプを突っ込んでハイフロートを注入すると
逆流してあふれ出してえらいことになります。

その点、横好き風船さんのところではうまくハイフロートを入れています。
あらかじめ風船の空気を抜いていればハイフロートもスムースに入りますね。

しかしキュッとバルーンでは別のやり方でやってみようと思います。
片側がふさがったストローなら、ふさがっているところを開通してやればよいのです。

さて、もったいぶらずにハイフロートの入れ方をチャチャッと説明します。

シリンジを用意してください。
シリンジとは注射針のついてない注射器です。
薬局とかダイソーに売っていると思います。
東急ハンズなら確実にあります。

あまり太すぎるとハイフロートを吸い上げられないので注意してください。

 

  

シリンジにハイフロートを充填してください。
ほぼ水糊みたいなものなので吸い取りにくいかもしれませんが、
ゆっくり吸い取ってやるとスムースにいけます。
シリンジに付いたハイフロートはティッシュか濡れタオルとかでふき取ってください。

ハイフロートが固くなってシリンジで吸い取りにくくなったときにはジャムのビンのような
小さな容器に入れて、電子レンジで温めるとトロトロになって吸い取りやすくなります。
電子レンジで温めるときにはちゃんと蓋を緩めておいてください。
その他 、湯煎にかけてもコタツに入れておいても効果的です。

ポイント:うまくシリンジの先だけ漬けて吸い取らないとシリンジがベトベトになります。

 

風船のおしり側の先をハサミで少しだけ切って穴を開けてください。

 

シリンジの先に風船のおしり側を被せてください。
ブカブカになってなければOKです。

 

指で風船を押さえてそのままハイフロートを注入してください。
1~2ccほど注入すれば十分です。
急激に注入したり、風船の穴がブカブカになっていたりすると
ハイフロートが漏れるので気をつけてください。
よほどの量を注入しない限り、
風船の入り口側からハイフロートが漏れることはありません。

 

シリンジを抜くときピストンを引きながら抜くと、
穴からハイフロートがあふれずに済みます。
しかしあまりにも早いタイミングでピストンを引くと、
せっかく注入したハイフロートまで吸い取ってしまいます。
シリンジが抜ける瞬間にピストンを引く感じです。

 

そして風船のおしりを抑えて逆の手の指で風船の入り口側に向かって
ハイフロートを一気に搾り出してください。
本気を出していただいて結構です。

風船の入り口側からあふれ出すハイフロートを容器に戻してください。
リサイクルでまた使えます。

こんなに搾り出して効果あるのか?と思うかもしれませんが、
効果は実験で確認しています。

 

ハイフロートを搾り出したら、風船をニキニキしてハイフロートをなじませてください。
さっき指でしごき下ろしたことでハイフロートが左右の端に溜まっているのです。

 

そして風船のおしり側を縛ってください。

 

これで完了です。
スマートじゃない方法かもしれませんが、これなら160の風船にも注入できます。
キュッとバルーンで扱うバルーンはほとんどの場合、
風船の先っちょ側が余ったら、要らない部分として切り取るので関係ないのです。
お手軽であまり手も汚れない方法だと思います。

ところがプードルの尻尾やプーさんの手とか風船の先も使う場合があります。
その場合は横好き風船さんの方法ががいいです。

しかし風船の空気を抜いても、風船をポンプやシリンジの口に被せる瞬間に
どうしても空気が風船の中に入ってしまう方は以下の方法を試してみてください。

風船の先っちょから人差し指にクルクル巻きつけてください。
5cmぐらい残して空気を抜いてください。
これなら嫌でも空気は入ってきません。

 

そのままポンプあるいはシリンジの口を風船に挿し込んでください。
もちろん空気が入らないことがベストですが、
万一空気が入ってもそれは最小限の量で済みます。
このときシリンジの口が風船で塞がれていないか確認してください。
あと、シリンジの中に入っている空気も前もって抜いておいてください。

 

風船の口を押さえたら、指を解いてハイフロートを注入してください。
しっかり風船の抑えてないとハイフロートが漏れてきます。

一旦ハイフロートが入ると、中に空気が入ることは決して無いので
安心して指を緩めて結構です。

 

風船の口側を指でつまんで、ハイフロートを先っちょに送り込んでください。

 

ハイフロートが溜まっている先っちょあたりを揉んでなじませてください。
中が完全にヌルヌルな感覚になったらOKです。

 

あとはまたハイフロートを容器に搾り出して、風船をニキニキして馴染ませて完了です。

この方法はハイフロートを注入するとき、
いかにしっかり風船の口を抑えておくかが重要になります。
油断するとハイフロートがあふれ出てベトベトになります。

でも慣れると尻尾を切って入れるより早くきれいに出来ます。

 

備考:

結構使った頃にシリンジがギクシャクしてハイフロートを吸い上げにくくなってきますが、
そういう場合は黒いゴムの部分にサラダ油とかバターとか塗ってやると
潤滑性が戻りまた使えます。

ハンドポンプにハイフロートがつまっることがあるかもしれませんが、
火縄銃の手入れをするように爪楊枝とかでゴリゴリ出し入れすると
簡単に取れます。

 

もしハイフロートが指についたら、ティッシュや濡れたタオルでふき取ればOKです。
少量ならこすれば消しゴムのカスのようにまとまってとれます。
ハイフロートは接着剤とは違い水に溶けるので、
もし誤って衣服に付いた場合も早めに洗濯にかければ問題ありません。

しかしハイフロートはなぜかアリが寄ってくるので、
ハイフロートを使用したバルーンや容器などの置き場所には気をつけてください。
(逆に考えるとハイフロートはそれほど体に害を与えるものでもないのかもしれません)

ウルトラハイフロートはその辺には売ってないのでネットで購入するのがお手軽です。
普通はヘリウム風船に入れて使うので、ヘリウムを扱うバルーンショップに売っています。
値段は…例えばバルーンショップナランハだと710mlのポンプ無しで2,205円(税込)です。
そのあたりを目安にしてください。

 

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